2008年12月30日火曜日

熱海へ その三 九天飛翔

九天飛翔

 小さな蝶の羽ばたきが
 地球の裏に届く時
 大きな風になるという
 大いなるものを招きて共に聴く
 紅い色の音曲が
 音霊となり言霊となって
 九天を飛翔する


一年前に熱海で行われた、能楽堂でのライブパンフレットには、
冒頭にこう記されていた。

私は、一年経って、
今またこの言葉を噛みしめている。
世の中に起こる全てのムーヴメントは、
ある日突然目の前に落ちてくるものではない。
小さきものの、小さな挙動が、どんどんどんどん伝播して、
気がつくころには大きな潮流となっている。

だからつまり、
大多数であるとか商業的であることなど関係ない、
個々の胸の内が、全て大局に通じている。ということ。
いつもあたり前と思うことをおろそかにしてはいけない。
そこからしか、始まらないのだから。

そして音楽は、特別なことではなくて、
古来より人の生とともにあり続けた、
自然とともにあり続けた、一部の、
音を集めたもの。
音楽の持つ儀式性、儀式的側面は、
ある種、全ての文化や全ての宗教をしても、
そう大きくは変わらない。

新之介さんは、ここから、
「和の心にて候」の羽ばたきを、
地球の裏まで届けようとしています。
うわ、何か大袈裟な話だな、と思いますか?
そうは思いません。
今日、一つ、きちんと羽ばたきをする、
それだけのこと。


2009年「和の心にて候」始動。