赤
白
黒
これが日本を象徴する色だと、
新之介さんがおっしゃいました。
赤と白は、わかりやすい。
日の丸、様々な紅白、赤ちゃんに白装束。
たくさんの風習や文化とともに、
なじみ深い。
黒。
私はこのいろに大きく膝を打った。
18世紀、遠くフランスのマリーアントワネットを魅了した蒔絵。
日本の漆黒は、その他のどの色よりも黄金が映える。
偉大な母、オーストリアの女帝マリアテレジアも、
ダイヤより漆器というほど、愛好したという。
漆器は英語で「JAPAN」だ。
これらすべての色は、
どれも光にまつわっている。
すべてを吸収し光のない、黒
大気を通して地球に届く太陽の色、赤
すべての光を解放すれば、白
西洋の色彩は絢爛豪華でビビットである。
どうしてこんなに鮮やかで美しく、
色が出せるのだろうと思ってきた。
フランスやイタリアに注ぐ太陽の光は、
水分を多く含んだ空気と大地をもつ、
日本に注ぐ光とは全く違うのだと、
そのことに圧倒されてきた。
しかし、この漆黒に輝きを見いだした
我々の先輩たちが感じたように、
私はいま、この光が美しいな。
と思うようになっている。
さて。
この三つの色を、
どうして伝えていきましょうか。
0 件のコメント:
コメントを投稿